ひそかな贈り物は憤りをなだめる、 ふところのまいないは激しい怒りを和らげる。
人の贈り物は、その人のために道をひらき、 また尊い人の前に彼を導く。
気前のよい人にこびる者は多い、 人はみな贈り物をする人の友となる。
まいないはこれを贈る人の目には幸運の玉のようだ、 その向かう所、どこでも彼は栄える。
悪しき者は人のふところからまいないを受けて、 さばきの道をまげる。
ダビデはアビガイルが携えてきた物をその手から受けて、彼女に言った、「あなたは無事にのぼって、家に帰りなさい。わたしはあなたの声を聞きいれ、あなたの願いを許します」。
父イスラエルは彼らに言った、「それではこうしなさい。この国の名産を器に入れ、携え下ってその人に贈り物にしなさい。すなわち少しの乳香、少しの蜜、香料、もつやく、ふすだしう、あめんどう。
『あなたのしもべヤコブもわれわれのうしろにおります』と言いなさい」。ヤコブは、「わたしがさきに送る贈り物をもってまず彼をなだめ、それから、彼の顔を見よう。そうすれば、彼はわたしを迎えてくれるであろう」と思ったからである。
